大型バイク二人乗り、タンデムシートの乗り心地比較(欧州メーカー)

日本メーカーのバイクの感想を書いたが、欧州メーカーのバイクの後ろにも乗ったのでここではその感想を書く。アメリカメーカーのバイクはたまたままだ乗っていない。

買う前に試乗する際は、少なくとも一時間は乗った方がいい。乗り始めはいい感じに思えても、しばらくすると疲れてしまうバイクもあるからである。

BMW

F650GS、F800GS、R1200GS(空冷、水冷)、R1200R(空冷)、K1300S(現在は生産終了)

BMWのバイクは独特の安定感がある。またがるとポジションがピタッと決まってこのままずっと走っていけるような感覚がある。F650GSはまるで自転車のように気軽な感じで乗れるとてもいいバイクだった。フラッグシップモデルのR1200GSは安心の乗り心地だった。後ろに乗っているぶんには空冷と水冷の違いがよくわからなかったが、運転手はエンジンが全然違うと言っていた。水冷の方がいいらしい。R1200Rはより安定感がある。K1300Sは少し前傾姿勢のバイクだがおとなの乗り心地だった。

aprilia

MANA850

オートマのCVTのバイクで、気軽な感じの乗り心地である。乗っているうちに前にずるずる滑るのでいちいち座り直さなければならないのが玉にきずだが、特に街乗りには適していると思う。

Ducati

Multistrada1200、Diavel1200

Multistradaの乗り心地はうっとりするほど素晴らしい。外観も特に横や後ろから見ると実に美しい。「世界で一番美しいバイク」に何度も選ばれているのは伊達ではない。最近のバイクはMultistradaのデザインを真似ているものが多いように思うが他の追随を許さない美しさがある。イタリア人恐るべし。また加速がいいのに速くても怖くない。DiavelはMultistradaとは違ってずんぐりした見た目だし、タンデムシートが小さくて二人乗りには適していないし乗り心地も良くない。Multistradaと同じエンジンのバイクとはとても思えない。

KTM

1190 Adventure

またがってすぐのイメージはBMWのバイクに似て安定していると思ったのだが、30分くらいするとお尻が痛くなってきてつらかった。

Triumph

Tiger1050, Tiger800
Tiger1050はとても乗り心地のよいバイクだった。強風の厳しいコンディションのなか二時間ほどのレンタル時間ほぼ休まずに乗ったが、優雅で素晴らしいライディングを楽しめた。それに比べると後継機種のTiger800の乗り心地はいまひとつだった。短時間でお尻が痛くなって疲れてしまった。

 

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