広島カープからもコロナが出てしまった

これまでの経緯

5月18日に、菊池涼、小園、正隨が新型コロナPCR検査陽性のため、磯村、石原、松山、大盛、西川が球団による判断のため、登録抹消になった。河田、朝山両コーチ、トレーナー1人も自宅待機になった。

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19日には坂倉、塹江がベンチ外となった。

塹江と坂倉、ベンチ外に 鈴木球団本部長「念のため」 | 広島東洋カープ | 中国新聞デジタル

20日に、朝山コーチ、石原、羽月、鈴木誠、長野、大盛、スタッフ1名が新型コロナPCR検査陽性となった。

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22日に、倉コーチがPCR検査陽性、森下、高橋昂が濃厚接触者となった。

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23日には九里がPCR陽性となった。

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思ったこと

現状プロ野球では、それぞれのチームメンバーが外食を控えるなどの予防の対策をしているらしい。一方で、それぞれのチームメンバーは全員非感染者であるという仮定のもとで、練習や試合が行われているようにみえる。多くの選手はマスクなしに練習や試合、会話などのコミュニケーションを行っている。ホームランを打てば叫んで喜び合うし、円陣を組んだり、ベンチで会話したりしている。他チームの選手ともコミュニケーションをとっている。屋内のロッカールームなどでマスクをするだけでなく、屋外のベンチでも気を配るべきだろう。プレー中は距離も取れるし話をしても一瞬だが、ベンチや練習中にフィールドでまとまった会話をするときには、マスクやサングラスはした方がいいと思った。

これからは同じチームや対戦チームのメンバーにも感染者がいるかもしれないという仮定のもとで予防対策を行うべきだろう。

しかし、よく考えてみると結構難しいとも思った。試合でプレーしている選手がベンチに戻ってきたときマスクはした方がいいだろうが、頻繁にかつ不用意にマスクをつけ外しするとウイルスが手やマスクの内側に付着するかもしれない。また通常なら手指にはアルコール消毒を行えばいいが、野球は革のグローブ・ミットをするので、アルコールが完全に乾かないうちにグローブ・ミットをつけると革が痛んでしまうだろう。使い捨てマスクをしょっちゅう取り替えて革を痛めない使い捨ておしぼりを用意してこまめに手を拭くなどの対策は思いつくものの、現実的かどうかはわからない。

しばらくカープのブログ記事は書いていなかったが、試合はチェックしていた。チームとしてはあまりいい成績を収められていないが、負けてしまった日もなんとか頑張ってほしいと思って応援していた。5月18日、19日の巨人戦では林、羽月、中村奨の活躍が本当にうれしかった。デビューからの連続無失点日本記録更新を続ける栗林と、森浦、大道など今年のルーキーは大当たり年のようだし、一軍に上がって結果を出していた小園、二軍で成績をあげている韮澤などの若い選手たちの躍動にも期待していた。

チームの感染を抑えるまでこれからしばらく厳しい運営が続くだろう。明日からは交流戦も始まる。しかし、一番大切なのはいうまでもなくチームメンバーの健康だ。野球以前の問題として、全員の一日も早い回復を祈っている。選手たちはいろいろ悩んでしまうかもしれないが、ファンは変わらず応援している。何も気にせず療養に励んでほしい。これから試合にでる選手たちは、コロナ予防に気を配り、全力プレーを見せてほしい。