バークシャー・ハザウェイによる日本5大商社への投資

バークシャー・ハザウェイが子会社を通じて日本5大商社(伊藤忠三菱商事三井物産住友商事、丸紅)の発行済み株式を5%取得したと報道された。今後5社のいずれかを9.9%まで買い増す可能性があるとした。バークシャー・ハザウェイのウェブページを見てみたが、日経、ロイター等の報道と情報量はほぼ同じだった。

日経によれば、バークシャーの声明では「日本と5社の未来に参画できることをうれしく思う」ということである。また、長期保有を意図しているということである。「将来、相互に利益をもたらす機会があると望んでいる」とも述べている。

また、日経によれば、「バークシャーが日本市場に上場する個別株を大量保有するのは初とみられる」ということだ。なぜ今商社株なのであろうか。

バークシャーの従来の戦略から見て割安だからと言う理由で買っているわけでもなかろう。PBRを見てみたが現状伊藤忠を除いて1倍を割っているからバークシャーの株主に割高ではないと説明はできるだろうが。

新型コロナ後の産業構造の変化に対して、日本の商社の機動力やアイディアを買っているのだろうか。今後の展開からいろいろ見えてくると思うが楽しみにしている。