9月1日(火) 広島0-5中日、9月2日(水) 広島9-5中日 ナゴヤドーム

9月1日から13連戦。初戦の感想は昨日書くつもりだったがベンチワークが納得できず心の整理がつかなかった。2試合ぶんまとめて書く。

9月1日(火) 広島0-5中日 ナゴヤドーム

先発はカープ九里、中日大野雄大だった。この日は九里の誕生日だった。

中日の大野が素晴らしく、カープの打者は手も足も出なかった。九里の調子も良く、7回まで2失点112球でまとめていた。7回降板であれば勝ちは付かないがここで降板が通常だろう。よくやった、十分ではないか。

もともと九里は100球程度でパフォーマンスが落ちる傾向がある。ファンなら知っていると思うがベンチは知らないのだろうか。

8回も九里は続投。佐々岡監督は九里に142球も投げさせた。ビハインドの試合でこの球数は信じられない。その結果さらに3失点した。

九里が降板したとき中日のファンからはあたたかい拍手があった。

8回途中で交代した次のピッチャーはケムナ。ケムナは若くて伸び盛りのいいピッチャーだ。5点ビハインドで出すようなピッチャーではない。二死二塁の厳しい場面で登板し三振で抑えた。

こんな采配をしていたら選手のコンディショニングとモチベーションに関わる。

解説は鈴木孝政だった。彼の解説は好きだ。詳しい話は実況に任せてのんびり話しているようでいてポイントは抑えている。

9月2日(水) 広島9-5中日 ナゴヤドーム

先発はカープ野村、中日小笠原だった。

昨日の試合を引きずって選手のモチベーションが落ちていたらどうしよう。そんな思いを1番打者ピレラ2番打者菊池の連続ホームランが払拭してくれた。

4回表、鈴木松山の連続ヒット、堂林の四球から、會澤が満塁ホームランを放った。

野手も昨日九里の援護ができなかったことを悔しく思っていたのだろう。また昨日の大野が良すぎたから今日の小笠原が打ちやすく見えたかもしれない。ここで今日は楽勝かと思ったがそう簡単ではない。

6回裏それまで好投していた野村が崩れて2点献上し一死満塁の状態で、前日に続いてケムナが登板した。昨日の疲れもあっただろう。3点失点したが6ー5の1点リードでこの回を終えた。野村の勝ちを消すわけにいかないとの思いもあっただろう。この日ケムナにはプロになって初のホールドがついた。

8回表に野手の援護があった。松山ヒット、堂林四球のあと會澤の2点タイムリーツーベース、田中のタイムリーで計3点を取った。

8回裏の中日の攻撃。二死から一塁側に京田がセーフティバントを決めた。ゆるいゴロをセカンド菊池が素手で処理しトスしたが間に合わず。京田の俊足が菊池のファインプレーに勝った。いいプレーだった。

7回島内、8回塹江、9回フランスアが好投して試合終了。

ヒーローインタビューは初回ホームランのピレラ。通訳は英語通訳の西村さん。西村さんには翌日もKジョンソンの通訳としてヒーローインタビューにでてほしい。